編集こぼれ話

 座談会では、出席者から「ある程度シンプルに書かなければ時間がかかる」「そうはいっても、簡潔すぎると肝心なことが伝わらない」「そもそも、何を書けばいいのやら……」など、看護記録にまつわるさまざまな悩みが聞かれました。それらのお話をうかがって、〆切に追われ、文字数(ページ数)の調整に頭を悩ませている私の日常とカブりました。実は私も、短い的確な文章を書くのが大の苦手で、何か書くときは、いつもダラダラとした長文となってしまいます(この稿のように)。みなさんの日々の苦悩がしのばれます……。4月は年度が変わり、新人看護師さんや他科病院から転職される方が入職されたり、また指導者に任命される方もいらっしゃることと思います。看護師として新たなスタートをきるにあたって、日々のケアはもちろん、看護記録に悩まれる方もいらっしゃると思いますが、そんなときに、この特集がお役にたてば幸いです。