2010年7月号の表紙

 今月の『精神科看護』では「精神科外来」を特集しました。国家的施策のもと,地域での支援を中心とする精神科医療がめざされる今日において,精神科外来に求められる役割はますます多様化していくことと思います。
  初めて精神科を訪れる当事者やご家族はさまざまな不安を抱えながら,先の見えない暗闇を手探りで歩くようにして精神科外来にたどりつくのではないでしょうか。そうした当事者やご家族に対して,希望の光で進むべき道を照らす「灯台」の役割を精神科外来は担っているのだと思います。今月号の表紙イラストには,そのような思いを込めました。