「書く」ということ―研究のスタートとしての「臨床日記」

研究の方法や定義は一様ではないが,その基本は「書く」という行為だろう。臨床で起こる現象や感情も「言葉」にしたときにはじめて対象化し,意識の俎上に上る。「臨床日記」というかたちで日々の臨床を綴ってきた2人の精神科看護師に,「書く」ことを通して何がもたらされたのか,語っていただく。