特集にあたって 編集部
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看護記録,それはいつでも看護師を悩ませる。大切な業務,ということは理解しつつも,苦手意識を抱く方も多いだろう。弊誌では発刊当初より何度か看護記録を取り上げてきた。看護記録への苦手感の中核には(「手間」というレベルは除くとして)「記録を看護計画と連動させることの難しさ」があるように思う。今回の特集として看護記録を扱うにあたり,まずその点に着目した。また,看護計画にそったケアとその看護記録の充実においては,解決すべき問題・課題のみならず,患者の「ストレングス」の記載という意識が重要ではないかと考える。計画とたしかに連動していること,また「ストレングス」という観点が導入されていること。それが「ケアと人が見える」記録となのではないと考える。 |