学校教育での活用②

 精神科実習において,統合失調症で拒否のある患者を受け持った。拒否への対応を毎回プロセスレコードで振り返り,日々かかわりのあり方を考えた。それは,学生自身のもつコミュニケーションの傾向性を振り返ることであり,自分をあらためて見つめ直す苦しい作業であった。しかし,この作業から逃げずに取り組んだからこそ,精神科看護の面白さを知り,多くの学びを得られたものと考えている。自分を客観的に見つめるには書籍や教員のアドバイスが必須であるだろう。

廣瀬麻衣子 さん
財団法人京都中央看護師養成事業団
京都中央看護保健専門学校3年次生