特集にあたって 編集部
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医師は自身の知識や経験をもとに患者・利用者を見立て,薬効や副作用などを考えあわせ,処方を決定しています。他方,患者・利用者は自身の希望する生活スタイルと服薬とのバランスをはかりながら日々暮らしています。この両者の意図のバランスが崩れたとき――つまり医師の処方内容と,患者・利用者の望む生活に相違が生じたときに,双方の思いをくみ,状況を調整できるのが看護師だと思います。たとえば,患者・利用者の生活状況や思いを(直接的・間接的に)医師に伝えたり,逆に医師の処方の意図を患者・利用者に翻訳して伝えたりする作業がそれにあたるだろうと思います。 |