特集にあたって

編集部

 障害をもつ人たちが,主体的に,元気に,前向きに生きていけるようになること,つまりリカバリーを果たすこと。それが現代において,看護師が援助を行う根本的な目標ではないでしょうか。特集1では,そうしたリカバリーに向けた支援の方法について紹介します。
 特集2では,精神科訪問看護でよく出会う14個の「あるあるな場面」に対して,各執筆者が事例をもとにアドバイスをしていきます。精神科訪問看護に行き詰りを感じているかもしれないみなさんの,突破口になるかも!?
 訪問看護に限らず看護には単体でできる,障害をもつ人たちのリカバリーに寄与できる支援には限界があります。そこで“つながり”です。特集3では,支援の網の目を細かくはりめぐらせることで,孤立を防ぐ安心のケアについて考えていきます。