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ひとりひとりの人

ひとりひとりの人

絶版
著者
大西暢夫(『おばあちゃんは木になった』で第8回日本絵本賞受賞、映画監督作品『水になった村』で第16回地球環境映像祭最優秀賞受賞)
220×220mm 上製 カラー 54頁
定価 1,980円(本体価格1,800円+税)
ISBN978-4-902099-74-4
2004年6月刊行

※著者の所属、肩書きは刊行時のものです。

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◆解説
写真が伝える精神病院の患者さんの生活・特技・ユーモア、そして願い。かけがえのないひとりひとりの人とカメラマンとの豊かな出会いが広がる

◆推薦文

30~40年前なら考えられない本が、この度、出版された。精神科病院に対する暗いイメージとあいまって、当時、写真集なぞは考えられなかった。
 しかし、現在の多くの精神科病院の雰囲気は一変した。無論、薬物療法の進歩をはじめ病棟環境の改善もあろうが、この写真集を見ていると、どうもそれだけではないように思われる。なかには当院のように、アメニティの悪い病院の中で患者様たちが生き生きとした表情で写っている。しかも、本人の同意を得て何ら隠すことなくありのままに写っているのが、きわめて感動的である。
 このような写真集が可能になったのは、なぜであろうか。私には2つのことが頭に浮かぶ。1つは精神科看護者の多大な努力により、病院内における患者様の人権尊重と自立援助への大きな流れであろう。今1つは病院はあくまでも短期入院の場所であり、決して家庭や地域社会から隔絶されたものではなくなってきている。これらが今の入院患者様たちに安心感と明るさを与えているのではなかろうか。
 しかし、現在の社会状況は、いわゆる「正常者」の悲惨な事件が多発している。病棟内でのこの明るさをもって社会で生活していくには、きわめて困難な時代であろう。どうか、この写真集が広く読まれ、地域で彼らが安心して社会生活を送れるよう、多くの方々が温かい手を差しのべられんことを切に期待する。

(谷野 亮爾/谷野呉山病院院長・日本精神科病院協会副会長)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   
       
 
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