◆CONTENTS
精神科訪問看護 Part2
特集1 これからの精神科訪問看護で大切なこと
これからの精神科訪問看護で大切なこと
―リカバリー,社会的包摂,ストレングスモデルに注目した援助
精神科訪問看護の実際
―利用者が主体性を獲得するための支援
松本和彦(プラスワン訪問看護ステーション 統括所長/精神科認定看護師)
特集2 こんなときにはどうしたら?
―精神科訪問看護の経験を共有します!
1 「ひきこもり(がち)な利用者に対して焦りを感じます……」
―心の扉が開く瞬間を待つ
藤井陽子 (医療法人社団緑誠会光の丘病院 精神科認定看護師)
2 「とにかく会話が続かない! その沈黙に押しつぶされそう……」
―同じ空間と時間を楽しむ姿勢で
菊地嘉通(訪問看護ステーション・スクラム 管理者)
3 「寝てばかりではよくなるものもよくならないんじゃないか……」
―「焦らず待つ」ことを共有する
吉永宜之(かえるこころの訪問看護ステーション 代表社員/WRAPファシリテーター)
4 「訪問で利用者を怒鳴りつける家族にどう向き合ったらいいのか……」
―家族に変化を求めるのではなく
尾﨑景子(医療法人周行会訪問看護ステーションウィング 副所長/精神科認定看護師)
5 「まったく身に覚えのない突然の理不尽なクレームに私,困惑……!」
―それはSOSのサインかも
6 「『ほらこんなに余っちゃった(笑)』と薬を見せられて……」
―本人の意思決定を尊重しましょう
7 「ある日を境に,訪問の拒否が続いています……」
―諦めないための訪問支援を
片岡大貴(一般社団法人Q-ACT Q-ACT北九州 作業療法士/チームリーダー)
8 「母親が息子にキツい言葉を! 訪問がネガティブな雰囲気に……」
―家族にあった解決方法を見つけていく
刑部百合子(医療法人社団互啓会ぴあクリニック 保健師/看護師)
9 「セクハラめいた言動が目立つ利用者への訪問に不安を感じます……」
―セクハラを取り巻く背景をしっかりと認識する
田邉友也(特定非営利活動法人精神医療サポートセンター訪問看護ステーションいしずえ 代表理事/精神科認定看護師/精神看護専門看護師)
10 「『あの……いま死のうかどうか考えているんです』という電話が……」
―「死にたい」と話すその言葉の裏には
神崎明奈(訪問看護ステーションnorth-ACT 保健師)
11 「『自信がないので,看護師さんが決めて』という利用者さん……」
―人はみずからの力でリカバリーできる
12 「訪問時にずっと妄想内容を話している利用者さんに困惑……」
―「聴く」ことからスタートする
13 「座る場所すら見つけられないお宅への訪問看護で思うこと……」
―人はたくましく生きている
川井雪詠(医療法人誠心会訪問看護ステーションかわい 管理者)
14 「近所の庭に入って何かを探している利用者さんの孤立が心配……」
―近隣との関係を再構築するためのアプローチ
石川敏樹(訪問看護ステーション和来東浦本社 管理者)
特集3 “つながり”をつくるためのいくつかのやりかた
どうすればネットワークは拡がるのだろうか?
―動く・つながる・拡がっていく
渡邊恭佑(訪問看護ステーション和来ふえふき 管理者/精神科認定看護師)
レポート “環境”こそが薬となる
―飲食店との“異色の”コラボレーション
“つながり”のなかで精神科看護師ができること
小成祐介(特定非営利活動法人宮古圏域障がい者福祉推進ネットNPO法人レインボーネット 相談支援専門員/精神科認定看護師)